持続可能な授業研究

先日、とある小学校の校内研修会に参加した。
今後求められる資質能力をふまえ、具体的な提案を含んだ、大変学びに富んだ会だった。
ところで、今回の講師の先生のコメントの中で一番印象に残ったのは次の言葉。

「終わったとき、『あぁ、もっと面白い授業したい』とか『もっと深めたい』と思うような研究しましょう」

ということ。当たり前と言えば当たり前なんだけど、結構そうでない場合も多い。

「『もう二度とやりたくない』と思うような研究ならやめときましょう」

そんなことも言ってらっしゃった。
出来なかったことを指摘しあってボコボコにしたり,形を整えるために莫大な労力をかけたり,そういうことになりがち.そんなんなるなら校内研究も考えもんだよね.

肯首肯首.
肯首肯首肯首.

けむけむにまきまき

「そもそも論から考えよう」というスタンスで話を始めた人が,「クリティカルシンキングって大事ですよね」「レジリエンスって大事ですよね」みたいな,フワッとした言葉でしか説明できなかったり,「▼▼っていう学者が●●って言ってます」みたいなことで何か説明したみたいな感じになってたりすると,聞いてる側としてはやっぱり,けむにまかれたような感じになるよね.

じゃーチミかわりにやってみて,とか言われると困るんだけれども.

イチサンカシャとしてはそんなことを思っちゃった.

平成25年の都道府県別教員年齢構成を出してみた

先日、石川先生のメルマガに記事を書かせていただく機会をいただき、大量採用に関連することを書いた(記事はこちら)。その際に、石川先生のFBのコメント欄(こちら)で地域差についての話題が出ていたので、改めて都道府県ごとの年齢構成を出してみた。

対象は小学校教員。データもとは、学校教員統計調査。http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/NewList.do?tid=000001016172
(留意事項①年齢であって経験年数でない。左の山がそのまま採用数を表すわけではない。②比較のため、人数ではなく%で示している)

幾つかの都道府県をピックアップすると、主に下の3群のイメージ

H25年小公教員年齢構成%

A群 都市部。すでに大量退職と大量採用。この時から4年経ってるので、現在は、右の山が小さくなり、左の山が大きく高くなっているだろう。

B群 基本的にはこのまま右にずれていくので、このグラフの数年後からは大量退職と大量採用が訪れると思われる。つまり、これからA群と同じ波が来る。統廃合や少子化の影響は受けるが、極端な山なので、それなりに採用増にはなる。また、行政が先を見越して再任用などの施策で年齢のバランスを考える可能性はあり得るが、だとしてもそれ以上の採用増で若手の割合がかなり高まると思われる。

該当するのは都市部以外のほとんど。実際数えたわけではないが、この群が多数派と思われる。岡山などは、A群とB群の間ぐらいで、右に大きい山、左に小さい山がある感じだった。

C群 FBのコメント欄で話題になっていたところをピックアップ。実際、右に山頂があるけれど、かなりなだらかな状態だった。年齢構成の歪さはかなり小さい。これらの自治体は少し状況が異なる。今後も、統廃合や少子化の影響、また、再任用などの施策で、他府県のような大量採用は起きないかもしれない。一定増はあるだろうが。

グラフに書いた3都道府県以外で言うと、沖縄がこの形だった。話題にあがっていた秋田はどちらかというと、B群に近い形をしていた。

▼▼▼

地域間の差は、主に大量退職・大量採用が訪れる【時期の差】。都市部は少しずつおさまり気味。地方はこれから。ただし、北海道・青森・鹿児島・沖縄あたりは少し特殊な状況。これらの自治体では少しずつ採用増えるし、それも長めに続くと思うが、急激な変化は無いかもしれない。

マナビラボで紹介している授業/教師の学びを科学する

わけあってマナビラボの記事あらためて見てみたら,やっぱり面白い授業多いわぁ.

●殿垣先生の体育の授業.
http://manabilab.jp/article/3489

●家庭科の木村先生の考え方
http://manabilab.jp/article/3200

やっぱりみんな,自分で動いてるんだよなぁ.
これからの社会に必要なもの,これからの社会で必要なこと.
自分で考えて,自分で動いて,授業を作ってる.

前に書いた北村先生の記事とかにも通じるとこあるな.

やっぱ自分はそういう授業が好きなんだなと思う.

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

ちょっと宣伝.
最近,「教師の学びを科学する」を改めて見返す機会がありました.
もう2年前の研究ですが,まだまだ参考にしていただける内容もあるかと思います.よろしくお願いします.
「教師の学びを科学する」amazon

9784762828973

出版当時の記事も引用しておきます.
拙著「教師の学びを科学する:データから見える若手の育成と熟達のモデル」予約開始のお知らせ
後半あたりの自分がなんだかフレッシュでイイ感じだなぁ.笑
また本出せるようにがんばろー.

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

先日イベントでやったアイデアソンを授業で試してみた

先日やってみたアイデアソン,問いをちょっと変えて授業でやってみた.

20170627_140902

結果としては,結構,盛り上がったように思う.

テーマ:新しい修学旅行を考える.学びと思い出の両立.予算7万円

アイデアソンのこと,まだ詳しくありませんが,二つの目的で使えそうな気がする.

一つは,プロセスを通じて互いのコミュニケーションを改善したり,共通のビジョンを持つようなことを目的にするもの.もう一つは,結果として出てくるソリューションの開発を目的とするもの.

これまでのアイデアソンはアプリ開発やものづくり,街づくりなんかに関わるものが多いと思うけど,アプリ開発は後者だけど,まちづくりは前者の場合も多いかなと思う.企業と提携したりして,実際にサービスが生まれる場合,3Dプリンタを使って実際にものづくりができる場合とかをのぞいた場合(自分の授業含む)は,ソリューションやプロダクトを目的にするのがなかなか難しそうで,前者の話になるのかなと思う.

 

その場合,ようは話が盛り上がって,コミュニケーションが活発になることを目指すなら,実現可能性なんかに関する厳密な議論は時には必要ない可能性もあるし,それを問うような問いのたて方も必ずしも必要ないのかも.

この問いのたて方含め,まだまだ改善の余地はありそうだけど,面白いものになる可能性をひめている気がする.というわけで,これからもいくつかやってみようと思う.

イベントについては,またいずれレポートを書きやす.では.