書評を書く

ひょんな事から、研究書の書評を書く事になりました。

初体験です。。。

それにともない、いくつかの書評を読んで特徴をみてみる事にしました。

経験のある方には当たり前の事ばかりでしょうが、メモっときます。

①構成

書評は大まかに分けると二部構成です。
前半は、その本の内容。
後半は、それに対する評者の意見・コメントといった感じです。

前後半の分量のバランスを見ると、私が読んだ四つの書評では後半が30%・15%・10%・0%でした。
基本的に前半が中心ですね。
0%のものもありました。
これは、図書紹介と言ってもいいかもしれません。

②前半

前半は、次のような流れをしているものが多かったです。
<本全体の目的・本全体の流れ・各章ごとの内容・理論的貢献>という感じです。

流れの部分を「本書の構成」というタイトルとし、本の目次を載せているものもありました。
が、それは若干字数稼ぎ的かほりがしました。
もちろん、目次を載せた方が内容が伝わるという本もあると思います。
ただ、私の読んだものは字数稼ぎのにおいがしました。。。勘違いですよね。すみません。

③後半

後半は、「本書の課題」として書いているものもあれば、「今後の論点」としているものもありました。
言いたい事は同じだと思いますが、後者の方が柔らかい感じですね。
これは著者と評者の関係にもよるのかもしれません。

あと気になったのは、その分野の研究における『根源的課題』を示したもの。
例えば、学校経営に関わる研究で「良い教育とは何なのか」を論点としてあげたり、
各国の事情を紹介したものに対して「国ごとに事情が違うので比較軸が難しい」と言ったり。
そういうものも結構ありました。

④前・後半の意味

「評者らしさ」を出せるのは間違いなく後半です。
が、だからこそ前半が大事な気がします。

つまり、「自分はコメントをするに値するくらい理解してますよ」というのを踏まえる部分だと思います。
先行研究の流れ、その研究の貢献、といった事が見えた状態でのコメントであるという事を示す場、でしょうか。

極端な例ですが、ある課題についての論点がA・Bある事が分かっており、すでに先行研究でAの部分について分析が行われていたとする。
で、当該の書物の特色が「Bについて分析した」というものだったとする。

それに対して唐突に「Aという論点もある」とコメントしてしまったら、マズイ。
「Aが既に行われている」という流れが分かってない人になってしまう。

逆に、Aが先行研究で明らかにされている事は理解したうえで、また、Bがその本によって分析されたことを踏まえたうえで、
【Bの知見をみるとAをもう一度再評価する必要があるのではないか】と指摘するのは有り得る事だろう。

ま、極端な例ですが、「分かってますよー。分かったうえでこれから自分の意見言いますよー。」的なところが前半なのかなと思います。

以上、いくつか気付いた点を書きました。

書けば書くほど、自分が書評をするのが怖くなってきました。笑

ま、やってみようと思います。

ではでは。

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