月別アーカイブ: 11月 2013

一期一会の場での講義

ここのところ、大学生の前で講義する機会をいただいている。

今日もあと15分後から。
明日も朝9時から。

大学生の前でしゃべる時は、私の場合、仕組み上、たいてい、一期一会なのである。

初めて会った人たちの前でしゃべるのは、なかなか難しい。
しかも、語り合いながら、巻き込みながら話すというより、完全なる講義形式なのだ。
かつ、やらなきゃいけない事はキツキツで、「アイスブレイク」的な事をする余裕もない。
途中に抑揚をつける余裕がないほど、バリバリしゃべらねばならない。

そんな状況でも、「あったかさ」があふれるような空気になる事もある。

「みんなで授業をつくってる」ような空気。

3回に2回くらいかな。
ギャグが受けたかスベッたか。そういう違い、、、かもしれないけど、そうでもない。

授業するようになって何年だろう。
最初の中学校の非常勤講師から数えると、8年目くらいになるのかな。
その前の塾での授業も合わせると10年目くらいか。

その辺の機微は分かるようになったような、分かんないような。

こんな事かいたら怒られるかもしれないけど、、、
机を○の字にするとかしないとか、
○○するとかしないとか、
そういう事とは違う何かが大きいような気がするんだよな。
(け、消されてしまう笑)

いや、違うか。
そういう仕組みは大事だけど、
そこに魂吹き込む何かがないと、
きちんと機能しないって感じかな。

仕組みも大事だけど、
その「何か」を探していきたいな、と思う。

やっぱり、「教育は人なり」だな。

だからこそ、教員の研究、教員人事の研究に興味があるんだろうな。

さて。そろそろ授業だ。

なんとなくだけど、今日は、

わりかし難しい空気になりそうな気がする。

でも、なんとかがんばろ。

【授業を終えて】

やっぱり、堅かった。。。

自分が元気よくてもうまくいくとは限らないけど

自分が元気なくてうまくいったことは一度もない。

自分の場合はね。

不安があっても、自分に閉じ籠っちゃあいけないね。

もっともっと、授業うまくなりたいなぁ。

サドク、トーリマシタ

研究室の先輩と行った共同研究が、査読を通りました。
査読を通るという事は、学会誌に掲載されたという事です。

嬉しい!!!!!!

【査読あり】の業績が一つ出来ました。(サードですが)

武井哲郎・梅澤希恵・町支大祐・村上純一(2013)「教育課程特例校制度の影響と課題:教育委員会の意識と学校・教員の実施状況に着目して」『教育制度学研究』第20巻、167-184頁

この共同研究を通じて『 査読に通るためにはこういう事をするんだ 』という事を少し学べたような気がします。
今度は、個人研究で、あるいは、共同研究のファーストで査読通れるように頑張りたいと思います。

※ファースト、とか、サード、というのは、共同研究における名前の順番です。
一番前に名前が出る人(=ファースト・オーサー)がその論文の執筆および内容に一番責任を持ちます。
業績においてもファーストオーサーが最も評価されます。

(参考:文系大学院生のキャリア② ~業績とキャリア~

(学校)現場から大学院に来た人の壁

<今日感じた事>

現場からわざわざ大学院に来るという事は、大きな問題意識をもって
「コレを言いたい、これを突き詰めたい」と思って大学院に来るわけです。

でも、たいていの場合、その「コレ」は大きすぎて、研究に落とし込むのに苦労する。

先行研究と自分の想いと何が違うのか。
その違いを明らかにするには、まず何を実証すればいいのか。
そういう事をつきつめなければいけません。

『何を実証すればいいのか』とさらっと書きましたけど、
そのためにはどんな資料・データ・インタビュー・観察が必要で、
それが入手できるのか、実行可能なのか、
そういう制約も含めて考えなければなりません。

結果として、一つの研究で【実証できる事】は、
(研究の世界に入る前に想像しているより)かなり小さい場合が多いのではないでしょうか。

ただ、だからといって最初から悲観する必要はなくて、
その一歩が踏み出せたときには、
その一歩の大きさを自分でも感じられるようになってるような気がします。

そんな事を思いました。

自分も現場から大学院に来た当初、本当にこれが分かりませんでした。
(今でも)「分かってないやろ」と突っ込まれるかもしれません。
でも、何年かかけて少しだけちょっと「一歩の大きさ」を感じられるように
なったような気がしてます。

ま、これは現場から来た云々とは関係ないかもしれません。
みんな感じる事かも。
でも、【想いの大きさ】ゆえに、フィットするのに時間がかかる、という傾向は
あるような気がします。

・・・そんな事を色々と思いました。

全然関係ありませんが、明日、
そうとう久しぶりに学部時代のクラス会があります。
わりと楽しみです。

教育委員会制度改革(2)

前回も投稿したとおり、古田君が教委改革についてのブログを書きました。
非常に整理されていて読みやすいように思います。
けっこう拡散されて、たくさん読まれました。

このブログは、ニュートラルに書かれていました。
「丁寧にみんなで考えよう」という想いのもとにあるので、
論点整理に徹していたと思います。

が、私は、この件に関して持論を書きたいと思います。
ここは個人ブログなので。

最初に断っておきますが、私、教育委員会の専門でも、行政制度の専門でもありませんのでw
きっと「分かってねーナー」って思う方もいると思います。
どうかご容赦ください。

●今回の改革で何が変わるか。

A案でもB案でも、教育長が責任者になっています。
ブログに書いてあった通り、責任の曖昧さや機動性の低さなどの問題はある程度改善されるのではないでしょうか。

●これに加えて

首長に対しての「教育長の任免権」の付与もA案B案共通です。
これまでは、(非公式な)教育長の決定権のみであって、罷免権はありませんでした。
クビになる可能性を感じながら、教育長は時には首長に抗う事が出来るんでしょうか。
私には出来ないように思います。
そうとう影響力が増すと思います。

これまでの教委が民主性を発揮できず、閉鎖性を打ち破れない状態にあった事は分かります。
首長の影響力を発揮させる事によって、一定の民主性の担保が出来る事も分かります。

が、それにしても影響力を強化しすぎてませんでしょうか。

よく言われることですが、首長の参画は諸刃の剣です。
地域の意向が反映しやすい一方、市長自身は特定の政党とかかわりをもつわけですから中立性は担保しにくい。
また、市長が変わるタイミングで教育行政の方針が変わるのも継続性・安定性の意味で問題があるとも言われています。

メリットを活かしつつ、デメリットを抑える。
あるいは、他の手段でメリットを得られないか考える、そんなところでしょうか。

●A案B案など

この首長参画のメリデメのバランスからAB案を考えると、、、

A案はそのメリデメがもろに出るように思います。
B案は一定程度抑制されると思います。

そう考えると、私としてはB案がいいように思います。
A案の方がドラスティックだけど、ちょっと「過ぎる」ように思います。

別の見方としては、罷免の条件をもう少し厳しくするとか。
「教育委員会の同意」も条件にするとか。。。

あるいは、もっと細かく考えると、教育委員の人選とかもうちょっと工夫してもいいかもね。
公選制復活を訴える党もあるようですが・・・

などなど色々考えました。

研究者が政治的意見をアレコレ言う事に賛否両論あると思います。
ただ、このままでいいのだろうか。
このまま変化をボーっと見ていて良いのだろうか。
という思いがあります。

そんなわけで、思いつきですがちょっと書いてみました。

ではでは。

教育委員会制度改革(1)

古田君が下記のブログを投稿しました。

http://thinkedu13.wordpress.com/2013/10/30/board/

教育委員会制度改革の論点を整理しています。

世の中全体に「もっと教育行政の事を考えよう」と投げかける意味でも、非常に意味あるものだったと思います。

是非語一読を。

※パブリックコメントは11月5日まで!