ふえきとりゅーこー?りょーききのけーえー? ~変わるものと変わらないもの~

不易と流行

変わるものと変わらないもの。変えるべきでない本質的なもの、と言ってもいいかもしれない。
「教育において不易にあたるもの、流行に当たるものは何だろう。」
昔、教員採用試験の勉強をしていた頃、小論文の練習問題として出てきた気がする。

不易は「子どもの成長に資すること。その為に子ども自身の学びを大切にすること。」
流行は「教える内容や方法」
みたいな事を答えたんじゃなかろうか。
教育における不易と流行を考える事はもちろん興味深いし、それだけで三杯くらい飯食える気がするんだけれど、
今回は、他の分野で似たような言葉に出会ったという話。

最近(と言っても半年ほど前に)聞いた言葉。

◆「両利きの経営」

何のマネジメントにおいても「選択と集中」というのは重要な話。
自分の強みを活かすために、そこに集中していくのは大事。
だけれども、それをすればするほど、硬直的になり、視野が狭まる可能性がある。

そこで、選択と集中をしながらも、一方で、視野を広げるような、新しい強みを見つけるような、
挑戦的な活動をしていく必要があるという事。
この二つを同時に進めていく経営の事を「両利きの経営」と言うらしい。

◆「T型人間」

おそらく、20年ぐらい前。
父親から言われた言葉。
「T型人間になれ」と。

Tという字は、横棒と縦棒で出来ています。
何を意味するか。
縦棒は、専門の深さを意味しています。
一方で、横棒は広いバックグラウンドを意味しています。
つまり、専門には深くなりながらも、広い視野を持て、という事です。

対照的な人物像として「I型」というのがあります。
これは、専門分野には特化しているけれども、視野が狭い人を表しています。

最近は「π型」というのがあるらしいです。
つまり、専門を二つもつということ。
二つの専門的視点から物事を見れるというのは、確かに強いですね。

◆これらの三つのワードから思ったこと。

「バランスが大事」。笑

結局、それかい。

という当たり前な話。

だけど、忘れがち。
不易も大事。流行も大事。
選択と集中も大事。でも、挑戦的に広げていく事も大事。
専門も大事。でも、視野の広さも大事。

あっっっっったりまえなんだけど、両者のバランスを取っていく事って意識しないと忘れてしまう。

「改革する事」は確かに大事なんだけど、改革する事自体が目的になってもしょうがない。

硬直的な教育に対する批判はあるべきだと思うけど、何を改革すべきなのかは、きちんと考える必要があると思う。

最近の橋下さんの人気の低下を考えると、一時期のような改革ブームというか、
「改革します」だけ言ってればどうにかなる段階は過ぎたような気がする。

ま、もちろん改革は大事なんだけど、それだけじゃないって事ね。

そんな事を感じた今日でした。

では。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

追伸。

これを感じたきっかけは、
この論文を読んだことです。

『アイデンティティの持続性は組織に安定性をもたらすが、変革を妨げてしまう。一方、その流動性は、変革を促すが、反面、組織の一貫性を損なわせ、着実な進歩を制約してしまう』(平澤2013)

当たり前だけど大事なこと。

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