月別アーカイブ: 8月 2014

日本教育学会&公開シンポジウム行きました -東アジアをつなぐ教育の可能性を探る 貧困・格差・ナショナリズムを越えて-

週末は日本教育学会の大会でした。
夜は(いきなり夜の話!)、飲んで食ってラーメン食って、非常に楽しかったです。
中洲の屋台KENZOに行きました。
普通のラーメンも焼きラーメンも旨かったです。

今回の大会の一番の目的は公開シンポジウムに出る事でした。
「東アジアをつなぐ教育の可能性を探る―貧困・格差・ナショナリズムを越えて―」
社会科教員として(?)、見とかないと、と思っていきました。
いやそもそも歴史とか東アジアとか興味あるので。
とっても面白かったです。

お話のメモを備忘録的に残します。

報告者の先生方の話を超おおまかにまとめると、

①東アジアに公共圏を作る。儒教公共圏。
②政治と教育を切り分けて、中立・公正な教育を目指す。特に中・韓。

という事でした。
これらに対する広田先生(指定討論者、日大)の質問が、本当に的を得てて、ムヒョヒョでした。

①→「公共圏を作れば何とかなる」は幻想じゃないだろか。
ネット上とか見てても分かるけど、それぞれの利害を主張して殴り合いの場になるだけじゃないだろか。
②→これが大事だというのは分かるけれど、これを達成するために政治家をどう説得するのか。

・・・

<回答編②>

中・韓の先生方から②についての明確な回答はなかったように思います。
なかなか難しい。

ただ、新たな情報。

中国では、教育の内容が少しずつ変わってきていて、
歴史教育をナショナリズムに利用しようとする動きは少しずつ薄れてきているとのこと。
例えば、日本から侵略を受けた時の話が段々減っている、と。

<これについての感想>

知らなかった。
前向きな動きだと思う。

このような動きが出ている事例として上海が挙げられていた。
国の勢い、特に経済状況と、「歴史教育に愛国心を求める姿勢」ってかなり重なる気がする。
自信がないから歴史に頼るというか。
自信がついて来れば歴史に頼る必要がない。
ナショナリズムに頼る必要が無い、という言い方でもいいかも。

日本は逆に、どんどん自信失ってるからそっちに頼りたくなっちゃう人が増えたのかも。
いや無意識にね。
90年代前半ぐらいまで、「愛国心」とかそんなに受けなかったよね。
小林よしのりがもてはやされんのも、だんだん勢いが落ちて来てからな気がする。
日本がアジアで圧倒的に優位だったころ、バレーの大会とかで韓国が異様に日本戦に燃えてても、
なんというか、「わかります、その気持ち」とか思えちゃうような余裕があった気がする。
今はそんな余裕、まったくなし。

<回答編①>

こちらについてもそんなに明確な回答はなかった気がする。
ちょっと、ネットはデメリットだけじゃなくメリットもあるよ、的に見えてしまった気がする。

<これについての感想>

たたき合うばっかじゃない公共圏を作るのってどうしたらいいんだろ。
つまり、「他者意識」も踏まえつつ話ができるってことね。

「それは違う」と思うことを、
「それは違う、お前らアホか、さすが歪んだ歴史教育!」とか言っちゃうのを
「なるほど、おっしゃりたい事は分かりました。でも、我々の考えはこうです。なぜならこうのような前提の違いがあるからです」に変えるのはどうするんだろ。

当たり前だけど、実際に会って話せることって大事だと思う。
顔の見れる関係で話せるって事は大事なんじゃないだろか。

<いろいろふまえて>

広田先生が「何か新しい事」を作るってのが大事なんじゃないか、とおっしゃってた。
たしかに、過去を振り返るのも必要だけど、新たな何かを創る事の方がもっと大切なんじゃないかと。

それって公共圏の話と近い。
司会のEdward Vickers先生もおっしゃってたけど、顔の見れる公共圏だったり、新たに何かをつくっていくうえで
実は大事なことって「言葉」じゃないかということ。

共通の言語が無いのが根本的に難しさを生んでいるという事。
ヨーロッパがそれなりにうまくいくのは、共通言語あるし、第二・第三外国語でドイツ人がフランス語勉強したり
しまくるから、ということ。

Edward Vickers先生。

たしかにたしかに。
単純だけど、実はそこからなのかも。
でも、他者意識持ってほしいなって思う人ほど、英語つかえっていうのが一番無理かも。

もし日中韓の三国が全員英語話せてたら、(顔は合わせないけど)東アジア共通の2チャンとか作れたのかもね。
今は無理だけど。全体無理だけど。絶対荒れるけど。

<あともういっこ>

あとね、そもそも今回は「つなぐ」が目的で「つなげるためにどうするか」っていう話だった。
でも実は、世の中ではそもそも「つながる必要が無い」って思ってる人がドンドン増えてるように思う。
そういう人たちに対して説得的になるにはどうすればいいんだろう。
「近隣国と有効な関係を築く」っていうのが重要である事は自分の中では自明なんだけどね、
そうでもない人が増えてる気がする。
つながる事でなにがいいのか、っていう実質的で目に見えるストーリーが必要とされてるように思う。
そのへんどうしたいいんだろね。

そんなこんな思いました。

いやはや、長くなってもた。
10行くらいで終わらすつもりが。
うがが。

とにかく、九州楽しかったです。
一幸舎、うまかった。

前回の投稿に関連して・・・メタ思考

前回、このブログ書きました

実務家と研究者の違い!? ・・・身近な先生たちのすごいトコロ

そして、今日、中原先生が書いたブログ。

「思考の囚われ」と「まなざしの歪み」を認知せよ!? 大学で学ぶことで身につけられるものとは何か?

そうか。

僕は「本質に切り込む力」とか、何が何だかよくわからない事を書いたけど
それって「メタ思考」だったのかも。

今日は少し肌寒いっすね。

ではでは。

実務家と研究者の違い!? ・・・身近な先生たちのすごいトコロ

昨日今日と教育学会に来ています。
学会の大会は、もちろん、発表やシンポジウムに出たりというのが主な活動なんですが
他の大学の先生方と久しぶりにお話しする場だったりもします。

そんな話の中で気付いた事。

力のある研究者の方は「本質を捉える」のが上手だということ。
僕が上手とか言うのもおこがましいですが、様々に変化し、色々な角度から捉えられる現象を、
「ここが大事!」と切り口をみつけていく能力。
これは、本当にスゴイと思います。

もちろん、研究者が全員そうなわけではなく、「なんでこんな話するんだろー・・・そこ大事かなー・・・」という人ももちろんいます。
昨日も少しそういう方との話になりましたが、それはやっぱり退屈だったりします。

大桃先生、勝野先生、村上先生、中原先生・・・お世話になっている先生方は、みなさん本当にそういう所が上手です。
僕が上手とか言うのも・・・(略)

研究の話をポロっとしても、そこから出る一言に「グっ」と惹きつけられる。
「あーーーーー、そうだ。そこ、そこそこ。そういう事だ」という一言が多いです。

逆に。

昨日、これを意識した時に、「力ある実務家の方」のことがパッとうかびました。

力のある実務家の方は、「つなげて考える」のが上手な気がします。
僕が上手とか・・・(略)

「このポイントは、、、だけど、これってね、●●●でもあるんだよね。そうするとさ、△△も大事だよね」
という感じで話がどんどん広がる。
実際に物事動かすには、当然一つの側面では考えられないわけで。
実際の仕事は複雑なつながりの中で行われるわけで。

その複雑さを理解、、、というか、身体にしみ込ませているというか、流れが読めているというか、なんていえばいいんだろ。
本能的に全体観と流れがつかめているというか。。。

そういう人が「力ある実務家」のイメージです。
僕の中では。

こんな見方でいいのか分からないけれど、ひとまず、自分はそんな風に感じてます。

そして、「研究者の先生」の話は当然自分にブーメランのように返ってくるわけで。
つまり、「あんたそうなれんの?」ってこと(汗)
なれんのかなー・・・

わからん。

わからんけどがんばろ。

・・・って、こんなブログで現実逃避してる場合じゃない。

中原研、源流合宿(https://www.facebook.com/jun.nakaharajp/posts/10203639159672344
)の原稿(20ページ)を書かねば。。。

ヒーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。

【教採】集団討論と個人面接【個人面接】

今日も思ったことを…
きちんと一連の流れにまとめる時間が無いので、バラバラに。

●集団討論と個人面接には得意不得意がある。
集団討論ではあまり目立たなかった人が、個人面接では、自分らしい言葉で語っていた。

ま、当たり前の話なんだけど。
得意不得意が「あって当たり前」と思えるのは、心理的に余裕を持つうえで重要ではないかと思う。

●集団面接:司会やるかどうか等

集団討論でアピールしうるのは、司会やったり、話がズレそうなのを「上手く」戻したりする事かな。
それ以外の場合は、格別アピールできそうにない。

集団討論の中で、キレッキレの発言とか狙ってもそれほどアピール出来ない気がする。
そういうの、それほど求められてない。
むしろ、キレッキレを意識して空回りする方が怖い。

逆に、マイナスポイントは目立つかも。
消極的。
話の流れ無視。
他人の意見つぶすとか。

そんなわけで、司会とかやらない限りは、わりと無難でいい気がする。
少なくとも自分だったらそうするな。
集団は無難にやって、個人できちんと印象に残るようなアピール。

個人面接でそれほどアピールできる自信が無い人は、司会で頑張ってもいいかもね。

●集団討論の司会

司会のポイントは三つっつっつですな。

A話の流れをまとめる事。B次の展開につなげる事。C話していない人に振る事。

ABはセットかな。
これまで●●の話が出ました→そのなかで▲▲の話が出ました。ここはポイントだと思うので掘り下げましょう。
これまで◆◆の話が出ました→では、それを◇◇していく意味で、××について話していきましょう。ご意見は?

・・・的な。

Cは司会に限った話ではないけれど、これが出来ると気配りできる人感が出る。

●個人面接

去年も書いたけど、やっぱり、「対話になっているか」が問われる。
定型の質問については、話のポイントだけ整理して、あとは、きっちり決めずに話す。
決めて話そうとするとつまらなくなる。故に、印象に残らない。

笑顔で答えるくらいの余裕があるとええな。

自分の考えは持ちつつ、コミュニケーションする。そんな感じ。

とりあえず、今はこんくらい。

【教採】五分間の模擬授業で出来る事【面接】

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◆関連記事
▶︎【教採】事前準備できる模擬授業【2次】
▶︎【教採】集団討論と個人面接【個人面接】
▶︎【教採】面接模擬 ・・・教員採用試験対策【対話】
▶︎【教採】カテゴリ
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【以下、本文】

こんばんみ。
ちょうしです。

今年も、縁あって教採対策の模擬面接に立ち会える機会を頂きました。

今日そのなかで感じた事の一つ。
5分間の模擬授業の難しさ。
なにしろ、やれることが少ない。
テーマを与えられてからの考える時間が短い。
上手い授業展開が「降りて」くるとは限らない。

今となっては、よくもまぁあんなん切り抜けたなと自分で自分をほめてあげたいと思った。
確か、テーマは「挨拶」でやった気がする。

という思ひ出話はおいといて。

今日見て思ったことを勝手に整理してみました。
正しいかどうかは分かりやせんが、徒然と。。。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

まず、5分でどこまで出来るかという事。

導入→<問い・テーマ・目的の提示>→展開

この三つが出来れば最高。
ただ、そこまで思いつきそうもなけりゃ三つのうち二つになるパターンもありえる。

そのとき、後ろの二つをやるのは、なかなか考えもの。
最初にテーマを提示する事になる。
「今日は●●をやります」から始める授業。
そして内容の説明。

・・・これって、面白くない授業の典型?という気がする。

悪くはないのかもしれないし、無難だし、やりやすいし、構想時間短いからこんな形になるのは分かるけれど、でも、アピールするポイントはあまりない。
「授業づくり」のうまさは出しにくい。

「展開」の部分で、話し合い活動を入れるパターン、つまり、「アクティブ型の授業出来ますよ」的なアピールも出来なくはないけれど、5分しかない時間のうち何分かを「話し合い」に使うのは勿体ない気がする。
また、話し合い後の「全体共有」の場面で上手くまとめられれば、ファシリテーション能力的なものも見せられるかもしれないけれど、これはリスキー。
生徒役の方々も同じ受験生はわけで、それほど充実した話し合いが一分くらいで出来るとは思えないし、故に、その後のまとめも上手くできるかは微妙。

なんというか、<テーマ>→展開のパターンは「やりにくい」気がする。

一方、前半二つ。

導入→<テーマや問いの提示>のパターン

これは、導入のやり方でさらに分類できる。

一番単純で無難なのは、「前回やったこと」から引き継ぐパターン。
「前回やったよね」と言えば、生徒役の方々もほいほい安心して正解を言ってくれる。
故に上手い事前回の復習が出来る。

ただ、これも、単調に見えてしまうという難点がある。
数人に対して一問一答的に答えるというパターンが続く。
へたすると、この一問一答で時間が終わるパターンもある。
それは、なんだか冗長に感じそう。

とはいえ、このパターンはそんなに「うまさ」は出せないけれど、良き所で一問一答をやめ、「今日の問い」につなげたりしたら、一通りキチンとやってるように見える。
そこまで出来ればそこそこオッケーっぽい。

「前回の復習から始めるね」

一問一答

「そうだね、先週は●●までやったよね」

「ところでさ、△△ってこのあとどうなったんだろ。戦に負けて『もういいやー』みたいに諦めたのかな。そんな簡単に諦められる??今日はこの続きの部分を見ていきます」

タイトルやらテーマやらを黒板に書く

ま、この流れが順当なパターンだと思われます。

ただ、よりアピールできるようなパターンは別にある気がした。

それが、もう一つの導入のパタン。

おもろい流れで導入をやること。(←えらい抽象的)
日常の話題から、ニュースから、突拍子もないエピソードから。
そういった事を導入にして、生徒の興味を惹きつけたうえで、「問い」につなげる。
(つながってなかったら単なる雑談になるので注意)

これは面白い。
「授業つくるの上手だな」という気がする。
さらに、その問いを掘り下げるような展開までやれたら最高。

例えば何だろ。

「昨日、●●のニュース見た?見た人いる?」

その子にあてて内容を言ってもらう

「そうそう、ありがとう。このニュースって不思議なことない?なんで●●なんだろ・・・」

「実はね、これは△△なんです。でもね、これって、今回が初めてじゃないんだよ。歴史上でもそういう出来事ってありました。今日は〇〇時代に起きた、△△についてやっていこうと思います」

みたいなね。

た、だ、、、これにもやはり難しさがある。

まずは単純に、時間が無いなかで、こういうアイデアがわいてくるか、ということ。
(特に、例に出したニュースと絡めるみたいなのは相当レアケースだと思う)

もう一つは、<問いの提示>までいかないと、『何がやりたいの?』と感じられてしまうこと。
面白い話から問いまでつながれば、「あーそういうつながりだったのか!」となるが、
それまでに時間が切れちゃうと、逆に非常に分かりづらい、先の読めない授業に感じられてしまう。。。

という事を考えると、、、

<構想の時間でやれる事>

まずは、面白い導入が下りてくる事を願う。
おもしろ導入が思いついて、かつ、5分以内にちゃんと「今日の問い」までたどりつく自信がもてたらその流れでやる。

構想時間でそこまで出来なければ、

「前回の復習(一問一答)」→(繋がる形で)「今日の問い」

という流れでやるのが無難。
構想時間5分としたら、3分経った時点で関心惹く系導入のアイデアが出てきてなかったら、こっちの無難パターンに行ったりした方がいいのかも。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。そんなふうに思いました。信じるか信じないはあなた次第です。

とりあえず、自分で時間はかってやってみるのがいいんじゃないかと。

いやまじで。

ねむー。

おやすみなさい。

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