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「人間起こし」

 

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組み体操「人間起こし」全国で事故多発 専門家「非常に危険」

 

こんな記事が話題になっている。

人間起こし。

ピラミッドをやめてコレ,ということになったらしい。

危ないだろ,と思う一方で,そうなるだろうなーと思う気持ちもある。

 

ピラミッド廃止運動の時の流れには違和感を感じていた。

人間起こしの問題は,「webを通じて,世論喚起して,政治問題化して,変えさせる」というやり方が,本質的な解決にならないことの証左だと思う。

嘲笑され,押し流されれば,当事者として納得しない人がたくさん出るのは当たり前。

相手を黙らせようとするのか,相手と対話するのか。

両者は大違い。

【12/19木】SNSから考える気持ちの伝え方 〜チャット×気持ち=好き無限大〜

今期,授業でアクティブラーニング の手法やら考え方を学んできました。

それをふまえ,PBLでもっと学びを深めようということで,(授業で出会った学生たちと有志で)ワークショップを企画してきました。

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これまで,ワークはどうしよう,告知文はどうしようとあれこれ悩みながらも,みんなでしっかり考えて,一歩一歩前に進んできました。

そして,昨日。

とうとう告知できるところまできました。

当日どんな感じになるかはまだ読めないところがありますが,楽しい,そして,学びのある時間にできたらと思います。

もしお時間ありましたら是非参加申し込みいただけたらと思います。

(タイトルが若々しすぎて少しだけ頬を染めてしまう感じですw)

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SNSから考える気持ちの伝え方
〜チャット×気持ち=好き無限大〜
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LINEでの失敗やすれ違いをしたこと,ありませんか?
「ことば」で伝えにくい気持ちを伝えなければいけない。
そんな時,それを伝える為にはどんな表現をすれば良いのでしょうか…
この会で皆さんと、どうしたらLINEで気持ちが伝えられるのかを、ワークを通して考えます。
LINEに誰もが触れている今、「心の表現」について一緒に考えてみませんか?

日時:12/19 18時15分~
場所:帝京大学八王子キャンパス ソラティオスクエア7階 S77教室
参加費:無料
定員:32
主催:主催者についてはこちら

参加申し込みはこちらから ←クリック
締め切り:12/5 木

※ 当フォームからいただいた情報につきましては,本ワークショップの参加者管理の目的のみに使用し,それ以外では用いません
※ アクセスについての参考資料① http://www.teikyo-u.ac.jp/access/hachioji.html 参考資料② http://www.teikyo-u.ac.jp/upload/map_hachiojicampus.pdf
※ 申し込み者多数の場合は抽選しますので,参加確定は後日ご連絡します
※ ラインのアカウントが必要なワークがありますので、その点ご了承ください

告知

帝京大学教職大学院フォーラム そして

昨日は教職大学院のフォーラムだった。テーマは「学びに向かう力と人間性」

パネルディスカッションのパネラーは3人のうち2人が元視学官or調査官という本学らしいメンバーであり,そしてもう一人が動物園の園長さんというアクロバティックな組み合わせだった。

どうなるんだろうと思ったけれども,コーディネーターをつとめた中田先生の流石の仕切りで,どんどんと話が進んでいく。

中でも,動物園の先生のお話が抜群に面白かった。

印象に残ったことは色々あったけど,特に興味深かったのは以下の一節

「育ちたい」とか「学びたい」とか思わないのは人間くらい。動物園の中で,そうではないのは類人猿くらい。チンパンジーとか。

 

確かに,よく考えれば,ほとんどの動物は,学ぶことのほとんどが生活や生き残ることに直結する。だから,学ばないってのはあり得ない。

人間ほど,生きることに直結しないことを学ぶ動物っていないだろうな。

そう思うと,なぜそんなに幅広く学ぶのかが気になる。いくつか理由を考えた。

 

-役割分担が進みすぎて,生まれて初期の,ゴールデンエイジの時期には将来的に何をするか見えてない?

-叡智の積み上げが物凄く大きくなっており,それを維持したり拡張する人材を一定の割合で産むには,知的人材の裾野を広げる必要がある?

-人類の叡智の積み上げによって環境そのものが高度化しており,その中で生きるためには基礎として学ぶべき内容が幅広くなっている?

 

結局は,人間が社会的な存在だからなんだろう。

ただ,直接役にたつかわからないことを学ぶことに慣れすぎて,学ぶ意味を理解しないまま学ぶことに慣れすぎてしまったんだと思う。

そこを回復しようとするのが今の流れなのかもしれない。

これまではその意味自体が分からなくても,キャリアを作るためということで押し切れたけれども,そんなことはもう成り立たなくなってきた。

フォーラム後,院生数名と飲みにいく。

例のごとく飲みすぎてしまった。

ちょっと嬉しい一言もいただいた。

 

教職大学院の教員になる直前に,以下のイベントに参加したのは大きかったかもしれない

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舘野さんに,大学院の教員にどんなこと求めますか?と聞いたら,

「一緒に変わろうとしてくれること」とおっしゃってた。

その時にはわからなかったけれど,なんとなく,心に残っていた。

昨日,院生らと飲んでて自覚したのは,自分自身が「院生と一緒に学ぼうとしている」こと。

それに気づかせてくれる一言をいただいて,本当に気持ちが高まり,そして飲みすぎてしまった。笑

あべし。

 

リーダー育成塾にファシリテーターとして参加しました 〜整理することの価値,対話の価値〜

8/19までの三日間,リーダー育成塾に参加しました。主催されました電通育英会の皆様,参加された皆様,スタッフの皆様,お疲れ様でした!

リーダー育成塾は,小学校から大学までの教員・職員の方々が参加し,合宿形式で行われる研究会?勉強会?地下組織(笑)?です。
単に思いを語り合ったり,学び合うことからさらにもう一歩踏み込んで,各自が持っている課題を解決したり,思いを実現するための具体的な行動計画を練っていくことを目的とした場です。
その目的のために,3日間の中には濃密なインプットとピリ辛の対話の時間,アウトプットの時間がそれぞれ織り込まれています。
また,こういった活動を通して,学校や地域をこえて横に仲間がつながることも目的の一つとしています。

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▶︎リーダー育英塾についてはこちら
※電通育英会のサイト
https://www.dentsu-ikueikai.or.jp/transmission/about_ikueizyuku/
※中原先生のブログ
http://www.nakahara-lab.net/blog/archive/10100
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今回,このリーダー育成塾にファシリテーターとして参加させていただきました。
育英塾の活動は参加者全体で行われるものもグループで行われるものもありますが,メインの活動は,グループ形式です。
前述した通り,メインの活動は自分の行動プランをブラッシュアップさせていくというものなのですが,そのブラッシュアップの作業はグループでの相互フィードバックを通じて行われます。
そういったグループ活動をファシる担当として,今回,参加してきました。

以下には,この活動を通じて感じたことを書いておきたいと思います(育英塾では最後の輪で簡単に話しました)

◆◇◆◇

まず一つ目。
現場で新たな行動を起こすには,「まず”整理”と”具体化”が必要」だということを感じました。

というのも,実践の場は,様々な関係性で複雑に絡み合っていますし,大抵の場合,学校にころがっている課題は一つではなく,それぞれがつながりあっています。
まずは,そういった関係性をそぎ落としながら,整理していくことなのかなと思います。
ここで言っている整理とは,「課題―原因―解決策―策を実行する上で予想される困難」このつながりが論理的で明確になることです。これらのつながりがキチンと整理されないと,どこから手をつけていいのかわかりませんし,どこを目指せばいいのか分かりません。
3日間でやってきたのは,形としてはプレゼンのブラッシュアップという形をとりながらも,時間をかけて,互いにフィードバックすることを通じて,この論理的繋がりを整理することだったのかなと思います。

そして,整理ができると,そのための第一歩が明確に見えてきます。
第一歩自体は本当に小さなものです。
「誰々さんに声をかけて飲みながら●●の話をすること」
具体的な小さな第一歩の形が見えてくると,不思議なことに行動できそうな気がしてきます。
その行動自体は,もしかしたらなんとなく以前から頭にあったことかもしれません。でも,整理されているからこそ,その小さな第一歩を大きなビジョンにつなげるステップやプロセスの中に意味づけることができるのかもしれないと思います。

多くの現場は,誤解を恐れずにいうとグチャグチャです。問題がそこかしこにころがり,しかも,互いにつながっている。何がなんだか分からないぐらいぐちゃぐちゃで,何かしなきゃいけないんだけれどどうしたらいいかわからない。そんな思いで参加された方が,最後には「ここからやってみたい」と思える糸口が掴めてきているような,そんな表情でみなさん帰られている気がしました。(全員ではないかもしれませんw)

◆◇◆◇

二つ目は,「対話の真の意義」を感じた,ということです。

これまで,「対話が大事」と言いながら,ここまでの意義を実感できたことは,実はまだなかったように思います。
前述した「問題の整理」は,困難を極めます。
現場のことを最もよく知っているのは,その当事者ですから,

-周り「●●ですかね」→当事者「いやそれは…」
-周り「▽▽ですかね」→当事者「いやそれは…」

というような打ち返しが簡単にできてしまいますし,最初はそれが続きます。
周りがなんとなく気になったことを聞いてみる程度では,見えてきません。
対話の意義や自分の発想が変わったり,問題の捉え方の枠組みが変わったり,そういったジャンプアップがないと,なかなか,問題の構図が見えてきません。

そのジャンプアップを可能にするのが濃密な対話です。
お互いに敬意を持ちつつ,オープンなマインドになって,スパイシーなことでも忌憚なく言える環境をつくること。
そしてその中で,一つ一つの論理的な関係を丁寧に突き詰めていくこと。
これを協働的に継続的に行うことで,どこかのタイミングで「スッ」と問題の本質が見えてくる。
それが見えてきた時は,なんとも言えない感覚でした。
一人一人ではできなかったことが,対話を通じて初めてできた。新しい意味や気づき(この場合でいうと問題の枠組みの整理)に至ることが,
これをなんと呼ぶかは別として,対話の意義を深く実感できた瞬間でした。

◆◇◆◇

そんなことを思った3日間でした。

また今度書きますが,「教職大学院で何をやるべきか」ということにもつながるアイデアを得られたような気がしました。

充実した時間をありがとうございました。

ものづくりの民主化

SFCの教授でパターンランゲージで知られる伊庭崇先生編著の本 「クリエイティブラーニング」の中で出てきた言葉。
かっこいい。

この本はまだちょっとしか読んでないけど、面白そうなにおいがプンプンしている。

https://www.amazon.co.jp/dp/4766425723/
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参考
● https://bizgate.nikkei.co.jp/article/DGXMZO2843697022032018000000
● https://www.nttdata-strategy.com/pub/infofuture/backnumbers/57/report05.html